2016年5月19日木曜日

●15 - 小森の石土手


大絵馬の下側には大きく千曲川が描かれており、その左側に石土手があります。

東福寺の地域にとって大変密接な関係にある千曲川。
この川がもたらす影響は計り知れないとのことです。

この地域では以前から水害が多く、その強い水の流れを制御するために、
石土手が作られたといわれています。

その歴史は古く、天明期(1781~1788年)にかすみ提が築かれ、
その後、天保末期(1845年頃)から嘉永期(1848~1853年)に小森の石土手が築かれました。

時代の流れとともに、石土手の姿・形は変わりましたが、今もなお石土手を見ることができ、
また、その保存に力を入れている方々がいます。


記:山口純子